リハビリテーション科

リハビリテーション科について

生活機能の維持向上に向けた支援をあきらめず、人生に笑顔を与える

当院のリハビリテーション科では、「生活機能の維持向上に向けた支援をあきらめず、人生に笑顔を与える」という理念のもと、主に慢性期(維持期)の脳血管障害・運動器障害・中枢神経難病の患者様を対象に、疾患・老化に起因する能力低下を防ぎ、ADL(日常生活動作)・QOL(生活の質)の向上を目指しています。

基本動作能力や移動能力の回復を目的とする理学療法・日常生活能力や社会適応能力の回復を目的とした作業療法・嚥下能力や言語および認知能力の回復を目的とした言語聴覚療法の三部門により構成されています。

対象疾患

疾患別リハビリテーション

精神科作業療法

スタッフ数

  • 理学療法士 … 29名
  • 作業療法士 … 35名
  • 言語聴覚士 … 6名
  • 助手/事務 … 3名

令和5年4月現在

資格

  • 3学会合同呼吸療法認定士
  • 認知症ケア専門士
  • 栄養サポート(NST)専門療法士
  • 化粧療法士
  • 笑いヨガインストラクター

地域活動

  • 市民公開講座
  • 町田を元気にするトレーニング「町トレ」
  • IADL向上教室
  • 住宅改修アドバイザー
  • 福祉用具アドバイザー

学会発表実績

R4年度
  • 第30回 日本慢性期医療学会 1演題
  • 第10回 慢性期リハビリテーション学会 2演題
  • 第8回 日本精神・心理領域理学療法研究会 学術大会 1演題
  • 第34回 東京精神科病院協会学会 2演題
  • 町田市医療・介護・福祉研究大会 アクティブ福祉 in 町田 ’22 1演題
  • IMSリハビリテーション学会 1演題
R3年度
  • IMSリハビリテーション学会 3演題
  • 町田市医療・介護・福祉研究大会 アクティブ福祉 in 町田 ’21 1演題
学術研究

理学療法 東京 第9号
「残存機能の向上が座位保持機能の改善に有用であると考えられた50歳代女性例」

各職種紹介

理学療法士

筋力や関節可動域の維持・改善および、何らかの原因で寝返る、起き上がる、座る、立ち上がる、歩くなどの動作が不自由になった患者さまの日常生活動作(ADL)の改善を図り、最終的にはQOL(生活の質)の向上をめざします。
比較的年齢が高く長期入院になる患者さまが多いため、高齢の慢性疾患や精神科に詳しいリハビリスタッフがじっくり治療しています。また、退院後のケアとして通所リハビリや訪問リハビリと連携し、一貫したリハビリを提供しています。

作業療法士

認知症や精神疾患、身体疾患を有する患者様に対して、主に情動の安定や気分転換、趣味や自己有能感の獲得、心身機能や日常生活動作能力の維持・向上を目的に集団または個別で活動を提供しています。その人らしさを尊重し、個々にあった様々なプログラムを実施することで、日常生活動作の向上や作業能力改善、精神機能向上をはかり、より良い生活が送れるよう援助していきます。

言語聴覚士(摂食機能療法・言語療法)

言語療法は、脳卒中などにより失語症や構音障害、高次機能障害となった患者さまに対し、個別で言語療法を実施し、コミュニケーション能力の改善を図ります。摂食機能療法では、言語聴覚士が患者さまの飲み込みの状態を評価し、「食」を安全に維持・向上、食べる楽しみを支援します。