※栄養療法(胃ろう)外来は予約が必要です
口からの栄養摂取が困難になった方に対し、栄養療法に関する相談、胃ろう造設からスキンケアなどの相談、胃ろうキットの交換・メンテナンスに関する相談に、医師だけではなく管理栄養士・ソーシャルワーカーなどのスタッフが連携してサポートしています。
まずはお電話にてお問い合せください。
患者さまの病状やご希望、生活環境等をお伺いした上で、それらの情報を踏まえ、当院の栄養療法(胃ろう)外来が適応か否かを医師と検討いたします。
医療機関に入院中の方、介護施設に入所中の方、自宅療養中でかかりつけ医師がいる場合は、主治医からの「診療情報提供書」(紹介状)をご用意ください。
胃ろうの略称であるPEGとは、Percutaneous(経皮)、Endoscopic(内視鏡的)、Gastrostomy(胃ろう造設術)の頭文字をとったもので、内視鏡を用いて胃内腔と皮膚表面に瘻孔(ろうこう)を形成する小手術のことを指します。
食物や飲料、医薬品などの経口摂取が不可能、または困難な患者さまに対し、人為的に作成した瘻孔にチューブ留置し、食物や水分、医薬品などを、直接、胃に流入させ投与するための処置です。
経口摂取(口から食事をとること)と併用できるなど、長期にわたる経管栄養のとき選択されています。
当院では、栄養療法をすべての療養環境において配慮していただく助けになろうと「栄養療法(胃ろう)外来」をおこなっています。
高齢者への栄養療法としては特に、痩せ(るいそう)・低栄養・床ずれ(縟瘡)の改善・予防に力を入れています。
腸などの消化管の機能(栄養分の吸収など)に問題がなければ、あるいは利用できれば、できるだけ経腸栄養(食事・経口摂取・経管栄養投与)とする方針です。それが患者さまの栄養状態の改善や免疫能の改善につながり、それによって肺炎の予防、腎不全や心不全、肝機能の改善につながること、ひいては余病を最小限に抑え、寿命をまっとうする条件を整えることができると考えています。
当院では胃ろうの造設後、特別なケアが必要なくなり、施設や在宅でも安心して胃ろうを使用できる段階になってから退院していただくようにしています(造設後約1か月)。
ただし造設後、病院へお帰りいただく場合や往診の医師にケアをしていただける場合は入院期間に関しても短縮が可能です。
セカンド・オピニオンとは、患者さまが症状説明や検査・治療を受けるにあたり、主治医以外の医師に意見を求めることを指します。
複数の医師や専門家の意見を聞くことで、患者さまにとってより良い治療法を患者さま自身が選択していくことができるといったものです。
当院では、栄養療法(胃ろう)外来において、
などといった患者さまの意見・質問に対して、ご相談をお受けしております。