もの忘れ、時間の感覚がわからなくなるなどの症状で始まり判断力、理解力が低下し、生活全般に支障をきたします。健忘を主症状として始まる進行性の病気です。脳内に異常タンパク質が蓄積し神経が変性・脱落することが主な原因です。
1906年ドイツの精神科医アロイス・アルツハイマーが進行性の記憶障害や妄想などを起こした症例を報告。翌年に、老人斑や神経原線維変化、神経細胞の消失といった神経学的所見を報告しました。
神経原繊維変化とそれに伴う神経細胞死が始まるのが 60~65歳頃
神経細胞死がある「しきい値」を超えて進行し、脳予備能が限界に 達すると症状が出現します。
MRI画像
側脳室下角の開大と海馬の萎縮
分類 | 名称 | 適応 | 剤形 | 使用回数 | |||
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アルツハイマー型 認知症 |
レビー小体型 認知症 |
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軽度 | 中等度 | 高度 | |||||
コリンエステラーゼ阻害薬 | アリセプト (ドネペジル塩酸塩) |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 内服 | 1日1回 |
レミニール (ガランタミン) |
〇 | 〇 | 内服 | 1日2回 | |||
リバスタッチパッチ/ イクセロンパッチ (リバスチグミン) |
〇 | 〇 | 貼付剤 | 1日1回 | |||
NMDA受容体 拮抗薬 |
メマリー (メマンチン) |
〇 | 〇 | 内服 | 1日1回 |