センター長のごあいさつ

「その人らしい生活」を続けるために

当院は、平成27年9月1日付けで、東京都より地域連携型認知症疾患医療センターの指定をうけました。

「認知症疾患医療センター」の役割は、認知症の方が、できるだけ長く住み慣れた地域で、「その人らしい生活」を続けることを支援していくことと考えております。
「その人らしい生活」を続けるには、早期診断・早期対応が何より重要です。そのためには地域連携が非常に重要と考えています。
かかりつけ医の先生方を含めた、地域の多職種との連携体制をしっかりと構築していきたいと考えております。

「認知症かもしれない」と不安に感じたら、まずはかかりつけ医の先生に当院への受診について相談してみてください。これまでの病歴や服用しているお薬の情報、生活状況など、かかりつけ医の先生からの診療情報により、診断やその後の対応もよりスムーズになりますし、前述のように、地域生活を継続していく上でもかかりつけ医の先生方との連携は最重要と考えています。

早期に対応することで、症状の進行を遅らせるほか、本人の意思を確認する時間や、介護環境を整える時間の確保にも繋がります。

少しでも地域の皆様のお役に立てるようスタッフ一同日々精進していく所存です。

認知症疾患医療センター センター長 小松 弘幸

センター長 小松 弘幸