看護補助者のキャリア支援

働きながら国家資格にチャレンジできます

当院には、キャリアアップを目指す看護補助者の方が利用できる資格取得支援の制度があります。この制度を利用して、働きながら介護福祉士の資格取得を目指すことができます。

介護福祉士は、専門知識と技術を生かして、介護を必要とする人の身体上・精神上のケア、現場の介護スタッフに対する教育・指導などをおこなう職種で、高齢化が進む日本ではニーズの高い国家資格です。

介護福祉士になるには?

介護福祉士になるには、国家試験を受験し合格しなければなりません。そして、国家試験を受験するためには受験資格が必要となります。この受験資格を得るためには下記の3つのルートがあります。

実務経験ルート

3年(実働日数540日)以上の実務経験と、「介護福祉士実務者研修」を修了することで受験資格が得られます。実務経験とは、介護施設や病院などで、介護職やヘルパーとして働いた実績になります。当院での看護補助者としての勤務はこの実務経験に該当します。また、学歴・年齢・性別は不問で、常勤職員でなくパート職員でも、条件を満たしていれば受験が可能です。

養成施設ルート

福祉系の専門学校などの養成施設を卒業することで受験資格が得られます。(令和8年度卒業生までは卒業と同時に5年間は介護福祉士の資格を有する者とする経過措置が設けられていますが、令和9年度から、資格を取るには筆記試験に合格する必要があります。)

福祉系高校ルート

福祉科や介護福祉コースなどのある高校や特例高校を卒業することで受験資格が得られます。

介護福祉士実務者研修とは?

介護福祉士実務者研修(以下、実務者研修)とは、介護の専門職として様々な患者・利用者に対応できる介護技術や、認知症、医療的ケアなど介護職に必要な知識の獲得を目指した研修です。

2016年度から、実務経験ルートで介護福祉士になるには、実務経験に加え、実務者研修を修了していることが義務づけられました。

実務者研修を受講するには?

実務者研修の講座は、様々な資格スクールで開講されております。修了までの期間や費用は、介護職員初任者研修(ヘルパー1級、ヘルパー2級)等の資格の有無によって異なりますが、そういった資格もいっさい保有していない方が受講する場合は、計450時間(6か月)の講座を受講する必要があります。

独自の実務者研修を開講

IMSグループでは、職員向けに通信課程の実務者研修を開講しています。450時間のうち[介護過程Ⅲ(45時間)]と[医療的ケア(50時間)]はスクーリング(集合研修)となりますが、それ以外はWeb学習システム(eラーニング)を導入していますので、自分のペースで無理なく学習することができます。また、医療法人グループならではの経験豊富な教員による質の高い指導で、養成校と同等の教育が受けられますので、未経験者でも安心です。IMSグループ独自の従業員優待制度もあり、それを利用して介護福祉士資格を取得した職員も多くいます。

看護補助者として3年の実務経験を積みながら、ひとつ上のステップを目指してみてはいかがでしょうか?