栄養科では、治療の一環として患者さま個々の栄養状態を把握し、その方に必要な栄養量に基づき食べられる量・嗜好・嚥下状態などを考慮してお食事を提供しています。安心安全な食事の提供はもとより、食欲不振や嚥下障害のある患者さまなど、可能な限り個々の病状に合わせて、食の支援をさせていただきます。
また、入院・外来患者さまへの栄養相談(栄養食事指導)、在宅療養中の方への在宅訪問栄養相談も行なっています。食事、栄養に関することならどんなことでもご相談ください。
食事療法とか食事指導というと、「好きな食べ物を制限されそう…」「おいしいものが食べられなくなる…」とイメージする方が多いですが、管理栄養士が皆さまの食生活や生活習慣をお伺いしたうえで、検査結果等から把握した栄養状態と合わせて、少しずつでも食事療法を実践できるように、個人にあわせた実行可能な食事のプランを一緒に考え、アドバイスを行なっていきます。
食事療法を継続することの重要性を理解した上で、長期に良好な自己管理ができる方法を、正しく楽しく身につけられるようなお手伝いをさせていただきます。また、ご自宅でできる簡単な介護食の作り方や便利な既製品、栄養補助食品などのご紹介もさせていただきます。
糖尿病療養指導士の資格を持つ管理栄養士も在籍しています。
上記の対象でない方もお気軽にご相談ください。
初回は30分程度、2回目以降は20分程度です。
栄養相談は予約制となっています。ご希望の方は事前にお申し出ください。
ご予約時間 | 平日9:00~16:00 土曜9:00~11:30 日曜・祝日 休み |
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通院中の方 | 外来受診の際に、担当の主治医、または外来スタッフにご相談ください |
入院中の方 | 入院されている病棟のスタッフにご相談ください |
管理栄養士が、通院の困難な方のご自宅に訪問し、療養上必要な栄養や食事の管理および指導はもちろん、食生活や栄養に関するさまざまなご相談をお受けします。
訪問栄養相談若いころはがっちりとしていたはずなのに、高齢になり筋肉が落ちてしまった、という話を聞くことがあります。
病気などが背景にある場合もありますが、実は「低栄養」が原因かもしれません。知らず知らずに低栄養の状態が続いていると、筋肉量の減少だけでなく、免疫力の低下・骨がもろくなる・認知機能の低下などの高齢者にとっては大きな問題に発展する場合があります。心身の健康のためにも、低栄養の予防はとても大切なのです。
「げんきになるレシピ」では、簡単・安い・柔らかい・短時間 別に当院の管理栄養士が考案した低栄養予防レシピをご紹介していきます。
エネルギーとたんぱく質が欠乏し、健康な体を維持するために必要な栄養素が足りない状態をいいます。高齢になると、食欲の低下や、噛む力・飲み込む力の低下、消化機能の低下などで徐々に食事量が減り、栄養や水分を十分に摂取できなくなることがあり、特に注意が必要です。
外来診察室前にコーナーを設置し、レシピは定期的に更新しています。